身体=習慣=ストレージ

昨日の2022年10月31日をもちまして 1年7ヶ月行っていた習慣に一区切りをつけました。

 【Nesto】という、オンラインコミュニティの中で 『骨逆立ち禅』というリズムを担当しておりました。

 ヒトの身体に日々触れる中で、辿り着いた身体の内側に在る骨の存在。


 その骨への意識を、
自らの骨への感覚を養うために 自分の中でもっとも効果的と感じたのがヨーガの逆立ち。

 また、≪立つ≫ という行為を、改めて違う視点と感覚で捉えるにも、
そして逆立ちを通して自分の内側に意識を向ける内観的要素を取り入れて作り上げたのが『骨逆立ち禅』 。

これを、平日の月曜日から金曜日までの毎朝8:30~9:00の時間行ってきました。

 もともと、【Nesto】のなかでもコンセプトのひとつになっていたのが ≪習慣≫ というもの。

 一区切りをつけた今、改めてこの ≪習慣≫ というものを振り返ってみた。

 仕事柄、日々たくさんの方に出会い沢山の身体に触れていますが、
 いつも感じることは、触れたその今という身体は、それまでその方がどのようにその身体を使ってきたのかの答えがそのままそこに在るようなものだ。

 別に、良いとか悪いというジャッジはしないし、する気もないのですが、
 本当に、それまでその身体がご主人さまであるご本人からどう扱われてきたのかが
ただただそこにあり、今の身体となっているのだ。

 もちろんみなさん、 ご自身の身体を良い方向に改善したいとは考えているので 『どんな運動をしたらいいですか?』的なことは聞かれますが 、

一日という24時間という空間の枠の中は、 常にその方の、 ‟それまで過ごしている一日の習慣” というもので、びっちりと埋め尽くされているのです。

 それは、睡眠時間や仕事をするという大口の時間枠だけに限らず、

 朝、目が覚めてから行う洗顔などのルーティンから、どこでどのようにお昼ご飯を食べるかまで、
 ありとあらゆる ≪習慣≫ というもので埋め尽くされている。

 そして、 私を含めてほとんど全員が、その ≪習慣≫ の内訳は、平日と休日の差こそあれど
毎日ほぼ変わらないものだ。

 その定番メニューの≪習慣≫で、24時間枠はすべて隙間なく埋まっている。

 だからこそ、 そのままの状態で、何かを始めようとしても それは道理が通らない。

 なぜなら、すべて枠は埋まっている。入る空間は無い。

 だからこそ、まずは自分の24時間の枠の内側に 空間を創らなければならない。

 何かを始めるには、まず空間・スペースをつくる。
手放すことからまず、始める。

 ≪習慣≫ というものも、ある意味スマホのストレージみたいに捉えるとわかりやすいかもしれない。

 基本的に、日々の ≪習慣≫ で、自分という存在のストレージは一杯なのです。

 だからまずは、古いものを消去するところから。

 そしてそれは、無くなるわけではない。 ただ、違う空間にデータを移すだけ。
それまでの経験や、そこで出会った人達との繋がりも含めて。

 そんなことを、 この空いた朝の30分の空間で思いかえして書いてみました。

これからこの空いたストレージに、どんな新たな ≪習慣≫ がインストールされるのか?

今から、楽しみです。

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