フルートのおはなし

そもそも、

自分のセッションルームの名前を決める際に

【調律】

というコトバを使いたいと思った経緯のひとつに、


整体院時代から、さまざまな楽器の演奏家の方との交流の中で、


演奏家の方々のご自身の楽器に対する想いや感覚、楽器の扱い方が身体との向き合い方の、ある意味理想的な図式だなと感じていたこともあり、


《楽器という存在と身体は同じ》


と、捉えた時に

自分のお役目は何になるかと考えた時、
それは【調律師】になるのではないか?


という想いから【身体調律】という名前をつけたのだ。


そして今日、


ちょうどフルート奏者のクライアントさんとのセッション中のやりとりで、


ひょうんな流れから、『フルートの材質』について教えて頂いた。

超絶恥ずかしながら、


その方がこれだけセッションに来ていただいていているにも関わらず、フルートという楽器そのものについては、ほとんど無知でした。

笛である。しかも横笛。

以上。
もうそんな感じ。

フルートという楽器についてあれこれ教えて頂くと、


これが実に興味深いと言いますか、

聞けば聞くほど非常に人間の身体に近いような存在でして、

まず、


フルートの音の出し方というのは、ほぼほぼ呼吸(息を吐く)そのものと言っても過言ではないらしく、


その音の調整のしかたも、唇の動きや舌の動きというのだからもう人間の発声そのものと言ってもよい。

まさに、人間の呼吸がそのまま音になっている楽器がフルートと言えるのであろう。

そして、


さらに興味をひいたのが

『フルートの材質』


について。

フルートの材質には主に、

銀・金・白金(プラチナ)・木など、


さまざまな材質が使用されているらしいのだが、

単純に一番価値が高い(今、この金の高騰がフルートの異常な価格上昇を引き起こしているのも問題になっているらしい)

金・ゴールドが一番いい音が出る


というわけではなく、

演奏家の方の呼吸に対して、どの材質のフルートがその方に合うかがポイントになるそうなのだ。
(もちろん諸説あり、そして演奏会場の規模でも価値観が変わる世界だそうです)

そのクライアントさんはフルートの指導も行っている方なのですが、


人によっては、

≪その方の呼吸や身体の感じであれば、金の材質は合わない≫

みたいなことがあるらしいのだ。

このあたりの図式というものが、

これまた≪本人と身体≫の関係性、

要は、人それぞれの骨の属性によってどんな運動が向いているか向いていないかがまったく異なるというのと同じ図式だなと感じた。

※例えば、水属性の骨格の持ち主の方は陸で走るのは苦手とか、
土属性の骨格の方は、地に足着いて走り回ってないとダメとか、など。

金(ゴールド)のフルートがいいフルートというわけではない。


どの材質のフルートが自分の呼吸に合っているのかを知り、どうセレクトするかが大事。

そして、

身体は、


骨格は自分に合うものを誰もが自分で選んで生まれてきているものなのです。

自分の骨格の特徴を知ることも、自分の身体を最大限に奏でるために必要なことなのです。


そして、


これまた余談ですが。
スタジオUの真隣は、某有名交響楽団のスタジオ。

そろそろ、

そこに出入りされていり演奏者の方も、
地下に在るこの空間にお越しいただく時期なのではないかと、

そう企んでいるのですよ。


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