『動けないとは、動き方がわからない事』

今日の身体調律スタジオUでのセッション中のクライアントさんとのやりとり。

ちょっとだけ、お久しぶりとなったクライアントさん。
ふと、様子の違いを感じ話を聞くと
なんとGWの最終日に奥様が突然台所で意識を無くして倒れ、慌ててその対応に追われたとのこと。

幸い、いろいろなタイミングが良き方向に重なり大事には至らなかったようで安心したのですが、その際に起きたエピソードが印象深かった。

倒れた奥様の対応に追われながら、側にいた中学生のお嬢さんに救急車を呼ぶよう頼んだそうなのだが、
結果的に、お嬢さんは救急車を呼ぶ事ができなかったそうなのだ。

ひと段落した後、

やっぱり娘も急なこの状況で混乱して救急車を呼ぶ事ができなかったとだろうと話をしてみると、少し違っていたそうなのだ。

話を聞いてみると、
もちろん慌てていたのは間違いなかったのだが、そうではなくて

【そもそも自分のスマホから、どうやって電話をかけていいのかがわからなかった】

という事だったのだ。

『まさか、そんなこととは盲点でした・・・』
という、クライアントさんのコトバが印象的だった。

なるほど、そういう事でしたか、、

たしかに、
今はそれこそLINE通話やインスタ通話が主流。

あとは、サイト上の電話番号をタップすれば通話に繋がるのがほとんど。
たしかに今の中学生世代にとっては、
一番どノーマル電話アプリ?が、
最もスマホ内で使わないアプリなのかもしれない。

この話を聞いて、
まずは我が息子にも、自分のスマホで救急車が呼べるかどうか確認してみようと思いましたし(皆さんのご家庭でもぜひ!!)、
もうひとつの再認識は、
やはり【動けない】というのは身体の問題というよりもむしろ、

【どう動いてよいのかがわからない】

という事実の方が影響が大きいのだなと、改めて気づかされたエピソードでした。

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