2022.04

最近、この身体調律スタジオUにお越しくださったクライアントさんに大人気なのは私・・・、ではなくて私の相棒の骨格模型の方。身体調律スタジオUでのセッションでは、私がクライアントさんの身体に、とくにその身体の骨に重さという刺激を入れていくわけなのですが、受けている間、クライアントさんにはそのリアルタイムで、その刺激の入っている骨を認識していただくためにこの骨格模型を観つつ、触れつつしてもらいながらセッションは行っていく。そのせいなのかは知らんが、みんなこの骨格模型に興味深々。骨に興味をもっていただけることは、とっても喜ばしいことなのだが、ちょっと人気取りすぎちゃうんかい、とも思ってしまう。かなりの割合で、『この子、お名前あるんですか？』...

先日お越しになった方の身体調律日誌。今回スタジオにお越しになったカラダさまは、遠く群馬県は高崎からお越しいただいたカラダさま。元々、五反田整体院時代から来ていただいている方なのですが、当初は、膝の痛みや足指に力が入らないなど、いろいろな身体の不調に悩まされ、そしてありとあらゆる地元の医療機関や各種療法を渡り歩いたそうなのだが満足いく結果が得られずご縁が繋がり、こちらにもお越しになるようになったカラダさま。こんな表現をすると、なんだかよそ様がダメで、うちがイイみたいな表現になりかねないので補足しておきますが、そういう話ではないのです。基本、私はそして、ここ【身体調律スタジオ】ではこちら側から身体に対してジャッジをしません。判断もしませ...

今日の身体調律日誌。本日　スタジオにお越しになったカラダさまは、妊婦さん。ちょうど7ヶ月目の妊婦さん。そういう意味では、お越しになったカラダさまはお2人ですね。妊婦さんと、その内側にいるベイビーちゃん。安心できるより良い身体の状態で出産に臨みたいということでセッションに来ていただきました。とは言え、とくに大きな問題なくきているという状態でもいろいろと、今のお身体の状態の話を伺うと違和感はあるとのこと。身体の状態を確認してみると、足指の骨感覚がぼやけている感じと呼吸の浅さ。呼吸をするための、肋骨の広がるスペースの狭さを感じる。これ、割と妊婦さんの身体あるあるなのだが、当然、お腹の内側にいる赤ちゃんが日々成長し、その存在を大きくしていく...

今日の身体調律日誌。本日　スタジオにお越しになったカラダさまは、特別、身体のどこかが痛いということはない方。あるのは、ここ数年、特にコロナ禍で外出や運動する機会が少しずつ減ってきてからずっと足の感覚が無い、というもの。歩行困難とか膝が痛いとか、そういうのではない。とにかく、地に足がついている感覚がないのだそうだ。痛みも特別無いし、歩けないわけではないからこそ、今の自分が、どういう場所に何を求めていいのかわからずにいたところ泉岳寺の地下に、妖しい何かができたということでいらしたそうな。（あ、それは冗談でご縁にご縁の繋がりの方でした）とにかく、地に足を着けている感覚が感じられないものだから運動や体操をする気にもなれず、このままではいけな...

五反田整体院という、ニンゲン同士のぶつかり合い戦場の最前線で、15年ちかく共に闘い抜いた米山なな先生が、この4月から時を同じく鎌倉に新しいサロン『整体屋月と亀』をオープンしたのですが・・・。この度、オンラインでの身体セッションを始めました！！なな先生の特殊能力のひとつに、『自分の身体の本音と、うわべの身体の声を聴き分ける能力』があるのです。そしてもうひとつの能力が、『その身体の本音を聴きだす・引っ張り出す能力』があるのです。どんな方でも、自分の身体の本心・本音と向き合うことには怖さがつき纏うものです。ただ、それ以上に‟このままでは、けしてうまくはいかない・・・”みたいな不安感も同時に沸き起こる感情だと思います。【身体なんでも相談室】...

『人の足元をみる』とは・・・？主に、「人の弱みを見抜いてそれにつけこむ」と、いう意味のコトバとして用いられるわけで。ビジネスやら取引やらの場面等で、人様の弱みを見つけ、自分が有利になるように利用しようとたくらむなど、あまりよろしくない意味合いで使われるイメージのフレーズですが身体調律はまさに『人の足元をみる』仕事になります。当然、人の弱みを見抜いてそれにつけこむわけです。ただまあ、つけこんでからが、違うのかもしれないですが。例えば、本日セッションにいらしたカラダさま。の、足。今ではもう、すっかり運動不足が定着してしまっていますが元をたどれば、中学～高校～大学と陸上、しかも長距離トラック競技でバリバリ動いてた育ち。最近、さすがに危機感...

今日の身体調律日誌。本日のカラダさまは、来月5月4日、5日の2日間でバレエの本番が控えているバレエダンサーさんのカラダさま。五反田整体院時代から、おかげさまでバレエダンサーの方には多くいらしていただいている。そして、ダンサーさんとの施術の経験がかなり今の身体調律セッションの基盤になっている。バレエダンサーにとって、自分の身体の位置感覚は非常に重要になる。細かく表現すれば、自分の身体のパーツ、それこそ人差し指の感覚であったり仙骨の傾き角度であったり、その位置感覚を、正確に把握しておく必要になる。だが、現実は、舞台・本番に向けてとなると通常のレッスンとは違い、役柄によっても出番の頻度によってもまんべんなく、自分の身体に意識を向けてもいら...

本日の身体調律日誌。本日のカラダさまは、今週末の日曜日に人生初のフルマラソンに出場される女性のクライアントさんのカラダさま。本当は、湘南国際マラソンに出場する予定が流行病の影響により中止となってしまい、今週末の茨城の「かすみがうらマラソン」が初マラソンとなるのだ。五反田整体院時代から、通っていただいていた方ではあるのですがこちらの都合で（スタジオを開店準備のため）、セッションが大幅に空いてしまい最後の直前調律となってしまった。ただ、しっかりと練習を積んできてはいる方なので、基本的には状態は悪くはないのだが、先月に一度、体調を崩されたそうでその影響もあり呼吸の浅さ、特にご自身の肩甲骨の位置が、自分の肺の広がりを邪魔してしまう位置のまま...

身体調律スタジオUこの場は、カラダに出た痛みをどうにかする場所ではありません。治すことも、楽にすることも、目的にはしていません。とは言え、身体調律と言っても何か抽象的なことをするわけではありません。身体の歪みやズレと言ったものがあるかないかは議論はありますが、少なくとも私がカラダに触れて感じることのひとつに、自分の身体の位置感覚を、正確に認識できていない。そんな方が大半です。ドライな言い方をすれば、脳にある、自分の身体の位置情報のデータが間違っているということ。また、自分の身体のパーツの形を把握できていないということ。身体調律をする上で、この身体の位置感覚を調律するのはとても重要な事であり身体調律スタジオUでの、セッションの基本がこ...

ふいに母、敏子から連絡がある。敏子とは、私の産みの親であり育ての親。通称、オカンというやつだ。実家にある絵を新しいお店に送るから飾りなさい、と。たしかに、実家には私が生まれる前からある1枚の絵がある。それが新しい額に入れられて届いたのだ。物心ついた時から、ずっと実家の居間に在った絵。なんだか急に、スタジオが実家みたいな雰囲気になり不思議な体感を覚える。そして、スタジオの空気感がぎゅっと締まるの。低音が響く感じ。スピーカーのウーハーが入ったみたい。絵のチカラを、初めて体感した。届いた旨を伝えるべく敏子に連絡するとその絵、私の祖父にあたる弥二郎の物だったらしいとのこと。初めて聞いた。ちなみに、弥二郎は、私が生まれた時には他界しており会っ...

身体調律スタジオUで提案させていただいているセッションペースは、月に一回です。ただ、もっとも大切なことは定期的であるという点です。よくセッション中にもクライアントさんから『自分のカラダのことなのに、自分では気づけない』というフレーズをよく聞きますが、これは決して自分のことは、自分ではわからない。ということではなくて、カラダの変化というものが、少しずつの変化だから、感じにくいという事なのです。それぐらい、日々のカラダの変化は微々たる変化。もちろん、その一定を保とうとするシステムこそが脳の最大の能力のひとつなのですが。だからこそ定期的に、今というカラダの状態を確認しそして調律をしていくそれが必要になるのです。健康の為ではないのです。自分...