『わたしの腕って、こんなに長かったんですね!!』

スタジオUの中には、

まあやたらと骨が在るわけで。

等身大の骨格模型から、可動域を再現した小さい模型。
そして詳細に再現された頭蓋骨の模型から、すべての骨がバラバラに分かれた模型まで
あります。


まだまだ、
骨というものには、怖いというイメージがついてまわるものですが、
骨というものは、結構いろいろと
知ると活用できる存在なのです。

例えば 本日、
身体調律スタジオUにセッションにお越しになった方は
ヨーガの先生でした。

長年、ヨーガをご自身でも学び
また指導もなさっている方でしたが、
よりヨーガを深めたいとのことで、身体調律のセッションにお越しくださいました。

ヨーガを長年行っているだけあって、身体はとても柔らかい方なのですが、

身体に触れてみた印象としては、

【動けてはいるが、コントロールはあまりできていない】

という感じ。

身体の生い立ちについて、お話を伺うと
やはり子供のころから、身体は柔らかかったようで、
動くことであまり不都合を感じた経験はなかったそうなのだ。

実際にセッションで骨に触れていくと、、

筋肉の柔軟性はあるのですが、骨への意識が遠い感じ。

肩関節と肩甲骨、そして骨盤と股関節は意識してはいるが
二の腕の骨や大腿骨については意識したことはなかったそうなのだ。

骨を知る。

その具体的な効果のひとつが、

【自分のサイズを知る】

ということ。

いくら正しいフォームや姿勢のデータが自分の脳に入ったとしても、
それを自分の身体の動きで再現する際に、
自分の脳に、自分の各パーツのサイズのデータが曖昧だと、
当然その動きの再現性のパーセンテージも下がる。

このクライアントさんも、その典型な感覚の方で
柔軟性があり、ある程度の範囲で動けてしまう分
自分のサイズ感覚が不明確でも、ある程度のレベルまでは動けてしまっていたのだ。

身体調律のセッションにより、ご自身の腕の骨の長さ感覚や
脚の感覚を脳が認識すると、ご本人もビックリするぐらい
動きの質感が変わる。

それは、傍で観ていてもよくわかるほど。

『わたしの腕って、こんなに長かったんですね!!』

こういう楽しそうな場面に出会えると、こちらも嬉しいものです。

自分の身体のサイズを知る。
骨感覚から自分を再認識する。

それも、身体調律セッションの醍醐味のひとつです。

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