『身体的ダメージと精神的なダメージの違いとは?』

身体調律スタジオUには、日々様々なカラダさまにお越し頂いておりますが、

それこそ十人十色とはよく言ったもので、その状態や感触も同じ身体であったとしても毎回違うものです。

当然それは、同じ身体だとしてもその身体がどんな刺激を受けたか?

またどんな状況に今いるのかで刻々と変化していくものです。

当然細かく診ていけばキリが無いのですが、今回はとてもざっくりとしたハナシだが身体における≪ダメージの違い≫について書いてみたいと思います。

身体におけるダメージにも大きく分けて2つあると思います。

それが、身体的ダメージと精神的なダメージ。

身体的なダメージと言えば、過度な運動などによる筋肉痛及び筋肉疲労などが代表的ですが、現代人的には長時間同じ姿勢でじっとしているなどの、動かずに身体を固定してるダメージの方が多いですね。

もうひとつが精神的なダメージ。

これはもう説明が不要なぐらいかもしれませんが、主にその原因はニンゲンという生き物の存在によるものが大半ですね。

特に家族などの血縁者か、長時間同一の空間に存在する者の影響。

さてさて、この2つの異なる種類のダメージですが、

その大きな違いのひとつにあるのが、そのダメージを受けた身体の反応の違いにあるのです。

当然、身体的ダメージと精神的なダメージもどちらも身体にとっては負荷であり攻撃であるわけなので身を護る本能システムが発動し筋肉は硬直・緊張・こわばりなどの反応をします。

その状態をニュートラルに戻すために私の方も身体調律セッションを行うわけなのですが、セッションで触れた際にこの身体的ダメージを受けた身体と精神的なダメージを受けた身体の反応に大きな違いが表れるのです。

それはシンプルに、【緩まる反応の差】として現れるのです。

身体的ダメージの場合、どんなにガチガチで笑っちゃうほど筋肉が固まっていたとしても、触れていくと割とすぐに反応し始めて緩んでいくもの。

が、

精神的なダメージにさらされていた身体の反応は、まさに虚無。

筋肉はまるで反応してこないのです。

ただ、それはけして異常な状態なのではなくて、筋肉を固めることにより感覚を消し感じないようにして心がやられぬように護る大事な身体の反応なのです。

だからこそ、精神的なダメージを受けている身体の筋肉を無理に、そして急に緩めてはいけないもの。

そのための骨への刺激。そして時間をかけて行っていくのも大切。

同じ固まっている身体でも、その固まるダメージの質によりその反応も変わるもの。

身体と心は複雑に絡み合っており、単純に筋肉を緩めれば解決するわけではありません。

精神的なダメージを受けた身体に関する反応をよく知り、そして何より会話をすることも身体調律セッションの大事な要素のひとつとなるのです。

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