今回は、突然だがことわざのハナシ。
【衣食足りて礼節を知る】
このことわざの意味を改めて調べてみますと、
~人は生活に余裕ができて、初めて礼儀や節度をわきまえられるようになる。つまり、衣服と食物は生活をする上での根本であり、それらが満たされることによってはじめて心にもゆとりができ、礼儀を知ることができるもの~
と記されていました。
なるほど。たしかにその通りだと感じる。
もちろん現代においても、さまざまな事情や状況で毎日の食事や生活環境に問題を抱え、衣食が足りておらず生活に余裕がない方がいるのも事実ですが、
その一方で、衣食が足りているにも関わらず、礼節と言いますか
心にゆとりが感じられない方が多いのもこれまた事実。
なので、今回は身体論的にこの【衣食足りて礼節を知る】という図式を考えてみた。
衣食とは、読んで字のごとく【衣服と食物】ですが
これをそれぞれ
衣服を≪皮膚・肌感覚≫
食物を≪肚・内臓感覚≫
と捉えてみる。
つまり、どんなに高級でお綺麗な服で着飾っても、
どんなにハイカロリーな食事やお酒でお腹一杯になったとしても、≪皮膚・肌感覚≫と≪肚・内臓感覚≫に安心感を感じていなければ心にゆとりは芽生えず、礼節は崩壊するのではないだろうか。
特に現代は、
≪皮膚・肌感覚≫は圧倒的に刺激が不足していますし、逆に≪肚・内臓感覚≫は過剰に有り過ぎて麻痺していると思います。
そのためには、まずは内臓に日々必要以上に摂取している食べ物や飲み物を減らし、そして、もっともっとヒトでも動物でも自然でもよいので、自分以外の存在と触れ合って肌感覚に刺激を入れることなのです。
【衣食足りて礼節を知る】とは、
ただ物質的な満足ではなく、私たちの≪皮膚・肌感覚≫や
≪肚・内臓感覚≫のような、身体の深い奥にある感覚の充足によってもたらされるもの。
現代では、心に余裕がない人が増えているように感じられますが、それは生活の豊かさが物質的に満たされていても、自分自身の≪皮膚・肌感覚≫が刺激に飢えており、逆に≪肚・内臓感覚≫が過剰に疲労しているからかもしれない。
手を繋ごう。もっとハグしよう。
肌感覚に刺激を入れていこう。
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