最近、寒暖差のせいなのか免疫力の低下なのか、
風邪を引かれたりインフルエンザにかかったりという方が多い。
風邪やインフルそのものは、身体が回復するための反応なわけなので、
問題があるわけではないので、それは寝て身体を休めるしかない。
ただその同時期に、
【咳がひどい】
ということが起きると、それは辛い。
だが、辛いとはいえ咳という身体の反応も、
肺や気管などの呼吸器を守るために、異物を気道から取り除こうとする生体防御反応であるので仕方がない。
が、最近多いのが風邪などの体調不良は回復し落ち着いたにも関わらず
【咳だけがいつまでたっても止まらない】
という状況の方をよく目にする。
もちろん、咳だけが止まらずに出続けている要因にもさまざまな要素が絡み合ってのこと。
何かひとつの要因だけではないとは思いますが、
いろいろな方の身体を観察していて感じる、影響力が大きい要素のひとつが
【咳を出さないように、抑え込もうとする意識】
な気がしています。
それはシンプルに、咳をするのが辛くてしんどいので咳を止めよう抑えようとする行為でもあるでしょうし、
もうひとつには心理的な部分で、
咳をしている姿を、あまり周りの人に見せたくない、見られたくないというのもあるのだと思うのです。
そのあたりが、ある意味でコロナの心理的影響もあるのでしょう。
とは言え、
結局のところこの、
【咳が出ないように止めよう、抑えよう】
という意識が、結果的に自分自身の呼吸に関わる筋肉をこわばらせ、空気の通り道である気道を狭くしてしまう。
そうすると身体としては、その狭くなった気道を広げようとして咳を出そうとする。
咳を止めようとする動きが、結果的に咳を誘発している
この二次災害的なことが、結構皆さんの身体の内側で起きています。
この図式からの脱却方法はふたつ。
ひとつは、
自分の気道を圧迫している胸の筋肉である大胸筋のストレッチをかなり念入りに行うこと。
そしてもうひとつが、
それはもう、ひらきなおって咳をどーんとしてやろう!!
と、意識してみること。
どのみち、始めは咳は出ますが
ほどなくすると咳は落ち着いてきますよ。
ひらきなおり。
これがポイントです。
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