安静の大獄(怪我編)

前回のブログにて、捻挫をした母について書いたのですが、
それを読んでくださった方から、

『怪我後の安静にすべき時期を終えて、動いてよい時期の目安ってありますか?』

というご質問をいただいたので、今回はその件について書いてみようと思う。

まず大前提としてですが、
ここでお伝えするのはあくまで【怪我・外傷後】についてのことです。

ただ、

それ以上にもっと大事なことは、

【人間の身体はとても丈夫である】

ということ。

そしてもうひとつが、

【人間が不安になってしまうマイナスへの思い込みのチカラは、それ以上に強力である】

という点を踏まえておいて読み進めていただきたい。

そして早速本題だが、

安静時期を止めて動いてよい時期の目安について?ですが、

結論から言ってしまえば、

『早ければ早いほどいい』

ということであり、

『安静期間は最短であるべき』

というのが身体のルールです。

ただ、ひとつ気をつけていただきたいのが
これは何も、怪我をした身体の箇所だけに絞ったハナシでは無いということだ。

足首を怪我されたら足首、肩を怪我したならば肩へと、
どうしてもその痛みのある1箇所に意識が向いてしまいますがそうではなくて、

あくまで

≪安静にせずに動く≫

というのは、身体全体のハナシであるということが大事になります。

つまり、

≪痛い箇所を動かさない≫

ではなくて、


≪身体全体を動かしていきましょう≫

ということ。

そしてもうひとつ大事なポイントは、その怪我をしたという身体側の目的を考えてみてほしい。

どうしても皆さん、怪我をして痛みが出た段階から考えてしまいがちですが、

そもそもなぜ怪我という状況になってしまったのか?

と考えてみると、やはり怪我という現象が起きる前の段階からもうすでに、

身体感覚の低下や、今回のような捻挫にしてもですが、足首の固さというものはもうすでに進行しているものなのだ。

そういう状況を身体のご主人さまに知らせるために身体が起こした現象。

我(身体からすればご主人であるアンタってこと)が、
怪しい状態になってるの全然気づいてねーだろ??

だから怪我なの。

そういう意味でも、復活のために動き出し始めるのは早い段階に越したことはない。

とは言え、

これらはあくまで理屈のハナシ。

理屈通りにいかないのも、これまた人間という生き物の特徴のひとつ。

実際に怪我をして、痛みがあり辛い状態の方にこのままの内容を伝えたとしても

当然すぐに納得して動き出す方は少ないでしょう。

でも大事なことは、相手を納得させることではなくて

『ただただ、そういうことなんだよ』

『身体って、そういうものなんだよ』

と、根気よく伝えてあげればよいのだ。


動き始めるタイミングを決めるのは、あくまでその方本人なのだから。

そして、

やはりこんな話は、怪我をしてから伝えるよりも、
普段の何気ない時に直接会って何気なく伝えて話す機会を、大切な人のためにその時間を作ることの方が大切なのかもしれません。

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