長年、こうしてカラダ稼業などしておりますと、
この時期の夏の終わりの風物詩としてあるものが、
【お母さん方の駆け込み需要】
というものがある。
なるほど、ようやく長い長い籠城戦のような夏休みが終わり、
学校が再開したのを感じさせる季節がやって参りました。
本日、身体調律セッションにお越しいただいたカラダさまもその1人。
小学1年生の子のお母さん。
初、小学生夏休みということもあり、
さぞこの1ヶ月は大変だったことが触れる前からも感じさせるほどのオーラ。
セッション中に、お話を伺っていても
特に、ここラスト1週間の宿題の追い込み作業で、完全に心身共にやられてしまっていたとのこと。
身体調律セッション後、
セッション用のベッドからソファーに移られて開口一番その方が、
『あ~・・・、すごい良くなったのを実感します』
と、口にされた。
だが、
よせばいいのに私の方も、
『それは違いますよ。別にまだ何も良くはなっていませんよ』
と、いつものクセで言ってしまう。
もちろん、施術をした側としたら
当然、本気で行った施術を受けた方が、セッション後に満足そうなコメントをしてくれることは嬉しい。
だが現実問題、セッション直後の状態は身体が良くなったわけではなくて
むしろ自分の身体から完全に意識が離れて、どうかしちゃっていた状態から、
ようやく正気に戻っただけなのだ。
その方の、その身体の本当の良き状態はこんなもんじゃあないのです。
もっともっと、良き状態というのはより高みにあるものなのです。
そして、正気になったからこそ
自分自身の身体の為に、何が良くなる行動なのかも冷静に判断できるもの。
どんな方でも、
どんな身体でも、
そのポテンシャルを過小評価してはいけない。
身体の良き状態とは、もっともっと伸びしろが在る世界なのだから。
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