どんなに大金持ちのヒトでも、貧しいヒトでも。
100歳近いご長寿のかたでも、産まれたての赤子だとしても。
一日は、24時間である。
とりあえず、今のところは。
その24時間という世界の中で、意識していることが行動になり、
行動したことが身になり、自分自身というプログラムを組み上げていく。
行動したことは、脳にインストールされていき、
行動していないこと、意識していないことは
その脳の意識の外側に外れていく。
ある意味でそれは、
意識の内側から消えてしまう
とも言える。
今、かなりの皆さんが
【イスに座っている】
仕事をするにしろ、食事をするにしろ、ちょっと一息つくその時も。
結局は、たいていの場合みんな
【イスに座っている】
わたしだってそう。
たまたま選んだ仕事が、ヒトのカラダに触れ、骨に触れるなんて仕事を選んでしまったからこそイスに座っているという時間が短いだけで、
そりゃあクライアントさんが不在な時間帯は、イスに座っています。
この、カラダに関わる仕事を長年してきた中で、
カラダにとっての最大の敵は?
と、問われたら
それはもう、痛みや痺れや病気・ケガなんかじゃあない。
最大の敵はこの、
【イスに座っている】
ことだ。
この【イスに座っている】という行為は、
ある意味で、コンピューターウイルスみたいな存在なのだ。
知らず知らずのうちに、入り込んだ本体のプロブラムを消去していく。
それは、 ≪動く≫ というプログラムであり、
≪歩く≫ というプログラムだ。
この、≪歩く≫ というプログラムが消えかかってくると、本能的になのかはわかりませんが、
みなさん多少なりとも危機感を覚えて
歩こうとするのですが、
ただ、
この≪歩く≫ というプログラムは、それ単体で成立しているプログラムではなかったはずです。
お釈迦様じゃああるまいに、
産まれて世に出てすぐに歩いた方は除きますが、
大半の方は、すぐには歩けなかったはずです。
≪歩く≫ というプロブラムの前に
≪立つ≫というプロブラムをインストールし起動する必要がありますし、
≪立つ≫というプロブラムの前には、
背骨を起動させ、手足の動きを同期させるプロセスが必要になります。
それが、
≪寝返り≫であり、≪ハイハイ≫という四つん這いの動作プログラムだったはずです。
やったはずでしょ?何十年か前に。。
≪歩く≫ というプログラム、≪動く≫ というプログラムに不備が生じた場合、
そのままの状態で、歩いたとしても、動いたとしても、
そのプログラムには不備は生じたままなのです。
大変だろうが、面倒だろうが、こたえはシンプル。
最初っからやり直し。
まずは、≪寝返り≫
大地の上で、コロコロと転がる。背骨全部に刺激を入れる。
次は、≪ハイハイ≫
手首と足首に、自分の重さを感じさせる。重力を再認識する。
ここでようやく、
≪立つ≫というプロブラムが始まる。
重力に逆らうプロセスに進む。
そして、ここでやっと始まるのだ。
≪歩く≫ というプログラム、≪動く≫ というプログラムが。
【転→立→歩】 の再インストール
このプロセスこそが、このカラダというプロブラムを最大限に活用するためのプロセスなのです。
そして・・・、
そんな 【転→立→歩】 の再インストールみたいなカラダ遊びを、
2023年1月から、毎週火曜日19:00~21:00の枠の中で
身体調律スタジオUの近く、
品川の貸スタジオで行う予定ですので、
ぜひそちらもお楽しみに。
(詳細は決まり次第、告知いたします!)
【カラダは、最高のエンターテインメント】
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