【身体調律日誌】小学1年生との、足指の骨のかくれんぼ

昨日の身体調律のセッションに、 小学1年生の女の子がセッションを受けにきてくれました。

 もちろん、お一人で ではなく、お母さんと一緒に。

 そして、そのお母さんも実はクライアントさん。
 もっと言えば、そのお母さんのお母さんもクライアントさん。

 これで親子3代、コンプリート。

 小学生なのに整体受けるの!?(ま、整体じゃねーけど) と、素直にそう思う方も多いと思います。
そんなにひどい状況なの、その子は? と。

 わたし自身も、この身体の仕事をし始めた当初はそう感じたと思います。

 でも、これもひとつの先入観。

 実際、その小学1年生の女の子も 身体の状態としては、数日前に左の背中あたりの痛みがあるという状態ではあるが、 激痛でどうしようもないというわけではない。

 ただその日が、ちょうど試験休みの日で学校もお休みであることと、

 『痛みとは、身体からのサインです』

ということを、わたしが親子2代に渡り、常に口うるさく言ってきたこともあり、
これは良き機会ということでセッションを受けに来てくださったのだった。

さっそくセッションにて、その子の身体に触れてみる。

触れてみて感じたことは、結果的には一番影響を受けていたのはおそらく試験勉強といいますか、
試験勉強から派生する、長時間座っているという行為そのものであった。

 そもそも、小学1年生で試験休みってどういうこと? とも思いながらも
改めて、大人も子どもも関係なく、【座っている】ということは恐ろしいものだと感じだ。

 そして、足指の骨感覚が、親指にのみ意識が過剰に集中にており、逆に小指の骨にはまったくない。

 ちなみにその子、3歳からクラシックバレエを習っているのですが、 ふと

 
「足の指でグーチョキパーの ≪パー≫ ってできる?」

 と聞いてみると、 すると、 『今、それ練習してるよー!』と言って元気に足指の≪パー≫をみせてくれたのですが、

みせてくれたそれは、≪パー≫の形ではなくて、単に足指先を上げているだけ。

これでは≪パー≫ではない。

 ここからはもう、身体調律セッション、足指の骨の授業開始です。

 ちなみにですが、大人の方でも足の指で≪パー≫ができないという方は意外と多いと思いますが、
足指で≪パー≫をするにあたり 一番大切なのは当然、練習・反復することなのですが、
 もうひとつ大切なことは、足の指の動きのルールを知ることです。

 ≪パー≫というと、当然 手の≪パー≫の方をイメージすると思いますが、
 手の≪パー≫の場合、広がる指で一番印象的な指は、【親指】になると思います。

 その影響もあるのでしょう、どうしても足指での≪パー≫も【親指】を動かして≪パー≫をしようとしてまうのですが、骨の構造上 足の【親指】は、横には動かないのです。

 足の【親指】が動くのは上下の動きだけ。

 実際、小学1年生の女の子のパーの形というのも、 【親指】を含め、他の指も全部上に動いてしまっていた。

 『足の親指さんは横には動けないのだよ。 ≪パー≫をするためには、小指さんが最初に外側に動いてくれないとできないんだよ』


 そしてもうひとつ大切なこと。

 自分の小指が、どこまでが小指なのかの位置を認識する作業を行う。
 それはもうまさに、骨のかくれんぼ。

 足指の先の骨から、どんどん触れていき、 感覚上、埋もれてしまってかくれてしまっている、付け根・土台となる小指の骨をみつける。

 骨は、触れるとみつかる。触れられると、感じられる。

 結果的には、今回のセッションは 足指の骨のかくれんぼ みたいな楽しいセッションとなりました。

 最後に、その小学1年生のクライアントさんからカワイイ、セッションの感想を頂きました。

 『痛くて眠くて気持ちよかったです!』   

『カラダは、最高のエンターテインメント』

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