我が国は今、
「超高齢化社会」と言われている。
ちなみに、
「超高齢化社会」とは、
65歳以上の高齢者の割合が「人口の21%」を超えた社会
をそう呼ぶ。
こうしたご高齢の方の事を、昔から違う表現で
【老人】
と言ったりもするのかもしれませんが、
私自身、日々数多くの年代の方々の身体に触れていますと、この
【高齢者】 と 【老人】 は、イコールでは無いと思うのです。
むしろ、65歳以下どころか30代や40代の働き盛り世代に限らず、
20代や10代の子どもの身体であっても、
【老い】を感じるのです。
そして【高齢者】でない分、【老い】の自覚を感じていない。
ただの運動不足や筋力低下ぐらいにしか思っていない。
他のみんなも同じような状態だし・・・。そんな具合だ。
先日、初めてセッションに来ていただいた30代の起業されたばかりのクライアントさんが
『老後も心配なので、今のうちから身体のメンテもしていこうと思って・・・』
と言っていたのですが、(もちろん、その心意気は良し)
それを聞いて、思わず言ってしまいましたね。
『老後までいけると思っているのですね』
と。
それぐらい、
この便利になり切ってしまい、
動かなくても、家から出なくても、人に会わなくても生活が成り立つように思いこまされてしまったこれからの時代を生き抜いていくことは、並大抵のことではないと思います。
【老人】とは、年齢が65歳以上ということではない。
身体が重力に逆らえる力と意欲を失った時、
ヒトは【老人】となるのです。
ですが年齢とは関係ないからこそ、
いくつであろうとも、そこから動き始めれば変えていける。
まずは、
大抵の方がもうすでに【老人】であるという自覚を持ってみよう。
ちょっと気取った表現で【RO-JIN】でもいいですから。
足腰が基本とは、ある意味で身体世界の真理ですから。
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