五反田での整体院時代、
当然のことながら来院する方々は皆、ご自身の身体のどこかに痛みを感じて来院していた。
そして、その痛みをなんとかどうにか改善してほしいと願ってやってくる。
皆一様に、
『痛みのない状態、痛みに苦しむことのない状態』を求めていた。
もちろん、
今、こちらの身体調律スタジオUであってもそのあたりは同じようなもの。
やはり、身体に痛みがある状態というものは心地の良いものではない。
そして、
受け止めることができない痛みがある状態では、冷静にご自身の今を感じることはできませんので、当然その状況にはこちらも技術と経験を用いて対応をするわけなのですが、
とは言っても、
これはもう、身体のシステムでありルールなのですが、
結論から言うと、身体から痛みはなくならないのです。
少なくとも、生きている間は。
もちろん、
カラダはよろしくない状態や、このまま進行してしまうと生命の危機に陥りそうな状況を警告するために痛みをだして知らせるもの。
そのあたりは、さすがにみなさんご承知の通り。
ただ、
痛い思いをして、もう同じ痛い思いはしたくないと一念発起して自分の身体と向き合い、
生活習慣を見直し、運動や体操、筋トレなどなどをし始めてそれが習慣化すれば痛みというものが無くなり薔薇色の人生がそこに広がっているのかと言えば、
答えは、NO。
その先にも、当然痛みはある。
これもまあよくある話かと思いますが、
順調に身体を鍛えて、動くようになり、自身の身体の調子の良さを実感していた矢先に突然、不意な動きなどで思ってもみなかった箇所に激痛が走る。
そんな経験をしたことがある方、案外多いのではないでしょうか?
そして、
そんな突然の状況に陥ると、人はなぜか
【痛めてしまった】
という認識をしてしまう。
これまで身体を動かし鍛えるようにしてきた道の途中で、立ち止まろうしてしまうのだ。
そしてその後、ほとんどの人がその道を引き返そうとしてしまうのだ。
≪やり過ぎてしまった≫
≪筋を違えてしまった≫
≪年甲斐もなく負荷をかけすぎてしまった≫
などなど。
でも、それは違うのです。
もちろん、一度立ち止まることには意味があります。
その時の痛みは、一度立ち止まらせることが目的ですから。
大切なことは、
その痛みは、次の身体への課題を教えてくれているということ。
大抵の場合、
痛みを感じている箇所とは、それまであまり意識が向いておらず、動いていなかった箇所。
そしてこれからは、
≪その箇所をより上手にコントロールするための、新たな意識と動きが必要になった≫
ということなのです。
運動すれば、痛みがなくなるわけではない。
運動するようになっても、筋トレをするようになっても、
更なる身体のレベルアップをするための課題は、常に痛みという形で知らされる。
これこそが、
【身体から痛みがなくならない本当の理由】
なのです。
そう考えると、メジャーリーグの大谷選手を筆頭とするプロのアスリートの方々が、
あれだけ日々、身体を鍛え、ケアしているにも関わらず痛みというものが存在していることも理解できることと思います。
痛みは、
一度立ち止まり、そこで改めて進むべきやり方や方法を見直しを計るサイン。
だからこそ、成長し続けるためにも死ぬまで動けるような身体で在るためにも、
身体から痛みはなくならないのです。
そして、
そういう状況で、俯瞰的に身体を観察し適切なアドバイスを提供するのが身体調律セッションでもあるわけなのです。
※身体調律セッションを実際に受けてみたい・体感してみたいという方は、
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