よく、こうして日々他人さまの身体に関わる仕事をしておりますと
『ご自身の身体のメンテナンスはどうされているのですか?』
と聞かれます。
もちろん、日々自分で自分の身体を動かして観察・確認することはしていますが、
やっぱり自分で行うものと、自分以外の誰かにしてもらうのは完全な別物。
とは言え、飲食店や接客業のお店などでもそうなのですが
私自身、
【何をされるか?】
よりも、むしろ
【誰に、どういう空間でしてもらうか?】
の方に重きを置いてしまうので、
なかなか頻繁にどこでもというわけにもいかないのですが、
先日、久しぶりに自分メンテナンスを受けてきたのでその振り返りをまとめてみました。
受けてきたのは、Yielding Embodiment®︎ というもの。
もちろん初耳。初体験。
術者は、Nestoという私もお世話になっているオンラインコミュニティで知り合った
流生さん。
私とは真逆で、その変態性をまったく表面的には感じさせないおっとこ前の方。
少し前にご自身のサロンをオープンされていたのは知っていたのですが、
今回ちょうど機会が突然訪れてのこの流れとなる。
セッションを受ける前に、もちろん未知なるYielding Embodiment®︎というものを
リサーチしておくことは簡単なのだが、
カラダの事をアタマで考えることは野暮なハナシなので、完全に前情報無しでサロンに向かう。
久々のリアル流生さんとの再会。
最寄のバス停まで迎えに来ていただく。
このあたりも、一切の変態性を感じさせない超絶な爽やかさ。
(この日、実は電車トラブルで大遅刻をやらかしてしまっているにもかかわらず爽やかでした)
そして、サロンの空間に案内される。
サロンもやっている自分で言うのも何だが、
お店にしろサロンにしろ、
はじめの一歩その空間に入る瞬間に感じる印象というのはとても重要だと思っている。
そして、その心理的・身体的影響は大きい。
流生さんのサロンは、静かすぎず、騒がしすぎず、
ちょうどいい
が、そこに在る空間でした。
最初は、温かいお茶を出していただき、一息落ち着いたところでセッションが始まる。
わたしは、施術用のベットに横になり目をつむる。
流生さんは、横になっているわたしのベットのまわりで
緊張感を感じさせない立ち位置を聞いて確認してくださる。
こちらも丁寧に、そこに意識を向けてみる。
すると段々、不思議な感覚になってくる。
術者である、流生さんはたしかに部屋の中、空間にはいるのだが、
ある位置に収まると、それが≪いなくなる≫とも違う、
≪そばに他人はいるのだが、それが気にならず、むしろ妙な安心感が在る感じ≫
となってくる。
そこから、術者である流生さんが
時々軽く触れることはあっても、とくに何かをされている感覚も感触もない。
でも、だからといって
ただ自分だけが1人横になっているのとも、あきらかに違う感覚。
でも、その方が結果的に自分という存在に意識が向けやすくなっている感覚に包まれた。
点で、ポイントで、自分の身体を感じるのとは違い
変な表現かもしれませんが、深海に心地よく浮かんでいるような
そんな感覚を憶えました。
でもそれが、不思議さや神秘性や非日常感覚でなく、
あくまで現実的な世界観で感じることができる。
『これ、けっこう好きかも』
おそらく、これが稚拙な自分の素直な感想。
わたし自身は、身体に触れないと、骨に触れないと身体という存在を認識できない者なので、これだけ違う身体の世界観に触れられるのは、とても楽しい体験でした。
流生さん、本当にありがとうございました。
Yielding Embodiment®︎のセッションサロン
「ごきげんラボ 流生」のサロン情報はこちらからぜひ。
https://www.gokigen-lab.net/
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