反骨のカラダさま。 兵の身体への身体調律日誌。

戦国時代。

兵たちが、戦に明け暮れていた時代が恐らくあったのだと思いますし、

そんな戦国時代に、

各地に城が築かれ、その天守閣を支える土台として人は石垣を組んだ。

そして、その石垣は

ひとつの塊の石ではない。

いくつもの石を組み上げて造り上げている。それが石垣。

そして、

この石垣の造りは、皆さんの身体の内側に在るものがモチーフになっている。

それが、

【足根骨(そっこんこつ)】と呼ばれているところ。

ドラゴンボールじゃないですが、

7つの骨が集まりし構成された究極のシステム。
今回のカラダさまは、

難攻不落の最強の城的な身体の石垣構造にあたる足首が、

気がついたら一枚岩になってしまっている・・・。

そんな状態のカラダさまとのセッションでした。

そもそも、

なぜ城の土台に石垣を用いているのかというと、


と、説明しようかと思ったのですが
別に私は、城マニアでもなければ歴史好きでもないので一般論レベルの説明にとどめますが・・・

要は、
石同士が密着せずに「遊び」の隙間があるので、地震などの揺れにも強いですし、


大雨が降ってもその隙間から水が抜けるので崩れにくいなどの理由からなのだが、

この原理・原則がそもそも

【身体の仕組み】


であり、


【足首の仕組み】

なわけなのだ。

だからこそ、人は石垣を生みだすことができたということ。

ただ、

今回のカラダさまは、

その身体に、その足に触れてみると、

その土台の足への意識が、

崩れないように、倒れないようにという意識の表れからなのか、

異常な程の強固な一枚岩イメージになってしまっていた。

このイメージのままでは、

今は耐えられたとしても、

長期戦となる戦ともなれば、

どうやっても、その先に勝ち目はない。

ただ、

それぐらい闘っている身体。

戦国時代の兵の身体を触ったことなど私はもちろん無いが、

恐らくは、こんな感じだったのではないかと感じさせる触感。

その骨に触れている時に、

なぜだか急に、

【反骨】

というワードが自分の中に浮かんできた。

反骨と言えば、「反骨精神」っていうハナシなのでしょうが、

改めて意味を確認してみると、

不当な権力や世の中の不正に立ち向かったり、
時代の風潮や世論などに反抗する心持ちや気概を表す熟語


とある。
なんか、ほんとそんな感じのカラダさま。
語源も調べてみると、
中国の古い逸話が語源らしく、
中国の仙人が、骨をひっくり返して自分に施術を行い、体調を整えたとの逸話があり、
「反」にはひっくり返すという意味があるそうだ。
骨をひっくり返す??
とは、正直 あんまり意味がわまりませんが
ただ、
骨への意識をひっくり返す。
一枚岩だと思い込んでいたものが、
実は、そこには無数の空間・間があるという
意識とイメージをひっくり返す
そんなことが、少しはできた
そんなセッションだった気がします。
そしてちょっと大袈裟に言えば、
これからの時代、
こういう反骨精神的身体の持ち主である兵の方々の身体調律こそが、
この国の未来を変えるためには、絶対的に必要な存在なのではないかと
そんなことを、ヘロヘロになったセッション後に感じていました。
もうね、
このカラダさまとの身体調律セッション中はずっとこんな感じのイメージ・・・。

あなたのの足首も、
足の甲の部分も、
けっして一枚岩なんかじゃない。

そこには、
無数の空間が存在している。
足とは、そういう存在。

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