『骨は、見えない世界にアクセスするための存在』

ようやく今、この令和6年のすべてのセッションを無事に終えてこうして最後の文章を書いております。

そんな最終営業日の今朝、

いつものようにスタジオ内のスタンバイをしていた時に、突然ひとつの気づきがストンと肚落ちした。

それが、

【骨は、見えない世界にアクセスするための存在】

というコトバ。

23歳の時から整体業の世界に身を投じ、そしてある時期からなぜだか突然、本当に誰から教わったわけでも言われたわけでもないのにヒトの骨に触れるようになり早や20年。

正直、自分でもなんでこんな朝から晩まで人様の骨に触れて、その上痛がらせているのか訳がわからない日々ではありましたが、

そんな経験を積み重ねていくうちに少しずつ、

本当に少しずつ薄皮が剥がれていくように何かがわかるようになっくる感触もありつつの今朝、

本当にこの言語化が、突然降りてきました。

【骨は、見えない世界にアクセスするための存在】

ここで言う見えない世界というのは、何も摩訶不思議な存在の事ではないのです。

例えとしてひとつ挙げると、

≪自分の軸≫

軸が大事、体幹が大事、みたいなフレーズはよく見聞きしますが、その目に見えない ≪自分の軸≫ というものを具体的に認識しコントロールするのにも骨という存在を活用し、骨で捉えてみればよいのです。

それから、これも見えない世界でもある

≪重力≫ であり ≪自分自身の重さ≫

という存在。

この、≪重力下≫という地球上において、≪自分の重さ≫という存在をコントロールするにも骨という存在が重要になる。

もうひとつ、これも見えない世界の存在ですが

≪感情≫

という存在。

骨に触れていくと、その方の奥底、内側に潜在していた≪感情≫が浮き彫りになってくる。

その身体の内側の奥底にアクセスするにも骨という存在がポイントになるのです。

でも、普通に考えたら重力だの感情って目に見えない存在じゃあないですか。

だから皆さん、その存在は認識していたとして目に見えないからこそコントロールすることができないので、結果うまくいかないということになっている。

でもだからこそ、

そんな自分の身体という重さを重力下でコントロールしたり、

そして自分自身の感情をコントロールしたりするためのツールとして骨という存在が在るのです。

骨って、そういう存在なのです。

もちろん、これだけでは言葉が足らず伝わらないのは承知なのですが(なぜなら私自身が骨がわからないからこそ、ずっと骨に触れ続けてきたので)、

そんな私の中で、今日ようやく骨という存在のひとつの明確な定義付けができたのです。

【骨は、見えない世界にアクセスするための存在】

呼吸も内圧も氣の流れも血のつながりなどの見えない世界も、

骨というワンピースをその認識のなかに組み込んであげると、そのパズルが完成するのです。

そして、そこからもうひとつ湧いてきた認識。

それは、骨は道なのです。

その見えない世界のエネルギーを流し伝えるための道でありルート。

自分という重さを大地に流し伝える道でもあり。

自分以外の他者とエネルギー交流するための道でもあり。

一番大切な、自分自身と繋がるための道でもあるのです。

そして道は、音にすると【ミチ】

【ミチ】は未知でもあります。

未だ知らず知られず、の未知(ミチ)なる存在。

その未知を道にして、そして自分という身体を最大限活用して、他者とも協力しあい補い合って、時にはぶつかり合いながらも、よりよい世界を構築していく。

そんなことを、私は骨という存在を皆さんに感じ知ってもらい、その道を開通させることで身体から皆さんを活性化し、そんな方たちを増やしていくことで、この世界に貢献していきたい。

そういう想いが湧いてきました。

もう、年内やりきってヘロヘロ状態なので自分でもいま何を書いているのかわかりませんが、忘れてしまう前にこうして書き殴っておきます。

結局何が言いたいかと言うと、

骨に触れ続けてきて本当によかった。

途中で諦めないで、投げ出さないでよかった。

こんなわけわからんことを、愚直にやり続けてきてよかった。

何よりこの一年は、本当に大きな気づきを得れた一年でした。

そして、

これまでたくさん骨を触れせてくれる機会を与えてくださった皆さま、本当にありがとうございました。

令和6年12月末日

身体調律スタジオU

成木海次郎

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