『気持ちに余裕がない=腔(クウ)に余裕がない』

日々の生活の中で「気持ちに余裕がない」と感じることはありませんか?

例えば、誰かにぶつかられても笑って流せる時と、
ほんの些細なことでもイライラしてしまう時がある。

これは、身体の中にある「空間」、つまり≪腔(クウ)≫と密接に関係しているのです。

極端な話をしてしまえばですが、調子がよくない人というのはつまり、

【気持ちに余裕がない】

という一言に尽きるのです。

それぐらい当たり前ですがこの

【気持ちに余裕がない】

という状態になってしまうと、もうどうしようもない気持ちにしかならないものです。

当然、そんな状態で何か前向きな考えが出てくることはないですし、他人から何かアドバイスを言われたところで受け入れることもできない。

そりゃそうだ。

だって気持ちに余裕がないのだから。

で、ここからが本題。

この、

【気持ちに余裕がない】

という人の身体の状態というのは不謹慎だが面白いもので、

もう正にそのまま、身体の内側の空間に余裕がないのだ。

身体の内側には、空間があります。

その空間のことを ≪腔(クウ)≫ と呼びます。

一番皆さんが聞き慣れる≪腔(クウ)≫は、口腔(コウクウ)。つまり口の中かもしれませんが、

その他にも呼吸をするために肺が在る胸腔、そして内臓が収まっている腹腔などがあります。

【気持ちに余裕がない】という人の身体の状態は、

観方を変えるとこの≪腔(クウ)≫のスペースに余裕がないということ。

そして、その≪腔(クウ)≫に籠ってパンパンになっているものの排出先というのが首と名のつくところとなり、

それが首であり、手首や足首となる。

だからこそ、身体調律のセッションでは必ずこの首と名のつく箇所からアプローチしていくのです。

そう考えると、

手を握ってあげたり、

ハグをしたり、

そばにいて愚痴を聞いてあげるなどの行為も、

すべてはこの空間に余裕がなくなっていた≪腔(クウ)≫に溜まっていたものを、丁寧に排出させてあげる行為なのかもしれないですね。

そうすると、そこでやっと気持ちの余裕が出てくる。

何をやってもうまくいかなかったり、前向きになれなかったり、

やりたいことがみつからず絶望的な気持ちになるなど、

人生の悩みは尽きないものですが、そのほとんどが【気持ちに余裕がない】からこそ芽生えるイメージなのです

でもそれは、身体の内側の空間に余裕を生みだすことで変えられる。

つまりメンタルも、実は身体から変えていけるものなのです。

心と身体はリンクしている。

気持ちの余裕は、身体の空間に余裕をつくることで自然と生まれてくる。

この視点を取り入れることで、皆さんも日々の生活を少しずつ変えていけるかもしれませんね。

身体調律スタジオU

0コメント

  • 1000 / 1000