昨夜、Messengerアプリよりメールが届く。
差出人の方は、現在ドイツに移住されたクライアントさんであり、共にヨーガを学んだ方。
どうしたのだろうと内容に目を通してみると、どうもドイツでギックリ腰になったようだ。
『ギックリ腰といえば、成木先生だと思ったので~』
と、いうことで思い出して連絡をくださったとのこと。
そんな思い出され方も悪い気分ではない。
ただちょっと面白いなと感じたのが、ギックリ腰はドイツ語でも
【魔女の一撃】
と訳されるのだなと。
日本でもこの表現は、どちらかと言うと一般常識として認識されていることでしょう。
ま、
つまりは常識ということは、本質では無いということ。
とは言え、この【魔女の一撃】的な表現が我が国でも浸透してしまったおかげで、
ギックリ腰というものの捉え方を、何かこう
≪身体が起こしたクーデター≫
みたいな認識の方が多いのも事実。
ちなみにこのクーデターとは、武力によって非合法に政権を奪うことを言いますが
元々はフランス語で
「国家に対する一撃」
という意味。
先ほどの、【魔女の一撃】に近い表現ですね。
仮に、ギックリ腰を、≪身体が起こしたクーデター≫ということだとすると、
ギックリ腰で痛みを感じているあなた本人という存在は、国家にあたるわけで、
その自分という国家が正しくて正義であるという設定になる。
そして、その国家転覆を計るべく突然痛みというある意味武力行為を腰が非合法に起こしたみたいな図式となるのでしょうかね。。
ただ、
長年、ギックリ腰になってしまいましたという方を数多く診てきた経験上、
大抵の場合、国家にあたる本人の方がかなり我を見失い、暴走しているのがほとんど。
そんな暴走国家を止めるべく、身体が痛みを引き出しているもの。
あ、そういう意味ではギックリ腰って≪身体が起こしたクーデター≫という表現で当たってるかも。
大事なことは、
ギックリ腰という図式は、決して身体とあなた(痛い最中のご本人ね)の争いという図式にはしてはいけないこと。
身体の内側で、痛みという大きな変化が起きているのは事実。
そして痛いのも、しんどいのも事実。
でもそれは、身体とあなたの争いなんかではない。
あるのは、身体の内側で新しいエネルギーと古いエネルギーのぶつかり合い。
あなたという意識は、それを俯瞰で観察する位置におくべきなのだ。
ちゃんと痛がるべきだし、感情もぐちゃぐちゃに表現していい。
ギックリ腰とは、
痛みを出している身体の今の状況を、俯瞰して観察する感覚のトレーニング
の機会と捉えてほしいのです。
どうせ、歴史上
ギックリ腰で死んだ人はただの1人もいないのです。
だって、より良く生きるために≪身体が起こしたクーデター≫なのだから。
国も滅びないですし、どんなに痛くてもあなたはそれでは終わらないのです。
自分の身体を、どこか神の目線で捉えてみる。
しかも、激痛の真っ最中に。
一番やりにくい状況で行うからこそ、最高の練習となるわけですよ。
私も今、
親知らず抜歯後の激痛中に、その練習の真っ最中でございますよ。
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