右腕という存在

先日、身体調律セッションにお越しいただいた男性F氏。

基本、1ヶ月おきに定期的に調律にお越しいただいているのですが、
今回は仕事がかなり立て込んでしまったようで、約2ヶ月ぶりのセッションとなった。

この間どうでしたか?と尋ねてみると、

身体にちょっとした異変が起きたとのこと。

ちょうど3週間ほど前に、ある朝起きたら右手首に痛みを感じる。

前日に何か特別ぶつけたり、強く手をついたりした覚えもない。

だが、とにかく痛い。

少し時間が経てば落ち着くかなと、いつものように自宅で仕事をし始めたのだが、
その右手首の痛みは、落ち着くどころか痛みは益々ひどくなり、
その上、みるみる手首部分が腫れ始めたそうなのだ。

これはたまらん、ということで

急遽、自宅近くの整形外科を受診しレントゲンを撮ってもらうも異常なし。

そのまま痛風の疑いも指摘され、血液検査もするもこれまた異常なし。

病院の先生も困ってしまったそうで、とりあえずと痛み止めの薬だけ処方されて帰宅したとのこと。

結局痛み止めの薬を飲んだところ、その謎の腫れと痛みは落ち着いたそうなのだ。

実際に、F氏にその腫れた状態の手首の写真をスマホで見せてもらったのだが、
たしかに写真でみても、骨折したかのような腫れ方であった。

ただ、

こういう現象、つまりは原因不明なのにも関わらず身体のある部分に突然痛みが出るというはこの仕事をしておりますとよく聞く話でして、

特に、【自分の右腕】に痛みや異変が出るというのはよくあるパターンなのだ。

右腕とは、単に身体の一部分を指すだけでなく、

【最も信用し、頼みにしている存在】

という意味合いで表現されるものでもある。

これ、日々身体に触れていると例え話でもなんでもなく、
右腕という存在(利き手)は、本当にその通りだなと感じます。

それはまさに、オーケストラで言うところのコンサートマスターのような存在。

万が一、指揮者が音を見失ったとしてもそれをコンマスがサポートするが如く。

そんなハナシをF氏にしてみると、

実際問題、その時期はあまりに仕事が忙しく、その上在宅勤務ということも相まって
ほとんど家から出ないどころか、深夜にまで作業をし続ける日々が続いていたそうなのだ。

で、右手の痛みと異常な腫れ具合を目の当たりにして初めて、
自分の身体がかなりよろしくない状態であったことに気がついたそうなのだ。

これはもう何か証明できるハナシでもないのですが、

今回の1件は、

ご自身の【最も信用し、頼みにしている存在】である右腕が、
そのご主人である本人を正気にさせるために腫れと痛みを引き起こしてその流れを止めてくれたのではないかと思うのです。

それぐらい右腕(利き手)は自分自身にとって大切な存在であり、

自分を見失った場合には、いの一番に報せてくれる存在だと思ってください。

右腕は決して、

ただただPC操作をするためのパーツなんかじゃあないのです。

ね、ミギー。

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