昨日の日曜日は、今年の夏以来の久々のキャンプ活動の日でした。
当日の朝に少し雨に降られましたが、それ以降は爽やかな秋晴れにも恵まれて、
ダッチオーブンで作った焼き立てのパンの香りに包まれた、良きデイキャンプイベントが実施できた1日となりました。
デイキャンプのイベントを終えてスタッフみんなで片付けの最中、
残り炭を灰捨て用の缶に入れ、それを端に運ぼうとした際にうっかり左の人差し指先を
熱くなっていた缶に触れてしまい火傷をしてしまった。
ここ連日の歯の痛みもあったからなのか、(おかげさまでこの日はだいぶ痛みは引いていました)恐らく気が手先まで届いていなかったのでしょう。
やれやれと思い、火傷した指を冷やそうと思ったところ、ふとあることを思い出した。
それは、私自身 書籍やyoutubeなどでも日々勉強させていただいております武術研究家の甲野善紀氏が以前ご自身のTwitter(現、X)で、
「火傷は温める方が治りが早い」
という投稿をされていたのを思いだした。
これはカラダ実験としては恰好のタイミングと思い、さっそくポットのお湯を器に注ぎ、少量の水を入れてかなり熱めのお湯(おそらく50~60度ぐらい)に指先を入れてみることにした。
お湯に指を入れた直後は当然ジンジンと痛みはするが、5分程お湯に漬けているとあの火傷の際の独特の痛み感が軽減していくのが実感できた。
お湯から指を出して火傷した部分を観察してみると、通常の流水にさらした時のような水ぶくれ状態になっていない。
そして、もうそれほど痛くない。
その感触に驚き、そのハナシを傍にいた仲間のスタッフに伝えたところ、
その方、現役シェフの方なのですが、
どうも調理場の世界にも伝統的に伝わる似たような火傷対処法があるとのことで・・・
それは調理の仕事中に手や指などを火傷した場合、火傷をした方ではなくて、
火傷をしていない側の同様の箇所をわざと鉄板やオーブンなどに近づけて熱するのだそう。
そして、それが火傷した側と同じ温度になると火傷した箇所から痛みがなくなるそうなのだ。
な、なんと!それはさらに上をいくテクニック!!
少なくとも自分のカラダ実験の結果としては、
【火傷直後に温める方が水ぶくれにならないので、その後の動作・活動時に火傷の箇所をかばって動かすことが少ないので、結果的に治りが早い】
というところに落ち着いた。
だからと言って、冷やすのが間違っていて、こちらの温めるやり方が真実だ!
と、声を荒げる気もない。
実際問題、
公益社団法人日本皮膚科学会さんのサイトにも、
Q、やけどの応急手当はどうしたらよいですか?
に対して
やけどの応急手当としてはすぐに冷やす(やけどした部位を冷却する)ことが最も大切です。熱湯や油のやけどでも水道水でかまいませんので衣服の上から冷やすことがとても大切です。体の部位、年齢により一概には言えませんが15-30分間冷却すると良いと思います。
「公益社団法人日本皮膚科学会HPより抜粋」
と明言されているし、結局のところ冷やしてもどうせ治るのだ。
大事な部分は、そのぐらい人間の身体の回復力は強いということ。
ただ自分の感覚としては、
火傷後により早い段階で身体活動を再開できるようにしたい場合の対処としては
温めるやり方の方が優位に感じられる。
これから暮れにかけて、ぜひ軽い火傷をしてしまった時こそカラダ実験のチャンスです。
ぜひ、その火傷の箇所を熱めのお湯につけてみてください。
結局のところ、
今自分の内側に在る先入観を壊せるのは、理屈でなく自分の体感だけですから。
※身体調律セッションを実際に受けてみたい・体感してみたいという方は、
公式HPよりご予約ください。
※リアルタイムの予約の空き状況は、こちらよりご確認できます。
0コメント