身体感覚のダークサイドの入口

先週の3連休を利用して、神奈川県は山北町にありますキャンプ場に行っておりました。

そこは、馴染みのキャンプ場ということもあり、ご厚意で毎回通常のキャンプサイトエリアではなくて、特別にそのキャンプ場内にあります奥エリアを貸していただいている。

とっても優雅な言い方をすると、『プライベートエリア』なのですが

実際は、水場もなければ外灯も無い空き地なのでなかなかのワイルドキャンプを実践できます。

当然、明かりがないのでテントを設営したエリアには各種ランタンを配備して明かりを確保しますが、水場への移動やトイレに行く時などもライトがないと、もう周りはほとんど何も見えないほど暗い。

しかもこのキャンプ場から少し離れたところにダムがあるのですが、
そのダムに向かう道の途中に、明かりの全く無いトンネルが存在している。

そして、

このトンネルツアーが絶好の肝試しポイントであり、夜(と言っても19時過ぎぐらいなのですが、もう真っ暗)に子どもたちを連れてそのトンネルに向かうのがこのキャンプの恒例行事。

怖がる子どもたちや、一部のビビる大人も誘導しながらこのトンネルを明かりをつけずに端から端まで歩いてみるのですが、毎回この真っ暗なトンネルを歩くたびに、

【身体感覚のダークサイド】

について考えてしまう。

よく私が身体調律セッション中にも使うワードのこの

【身体感覚のダークサイド】ですが、

要は、自分の身体感覚を完全に見失ってしまっている状態のことを例えて

『ダークサイドに堕ちていましたね』

と表現するのですが、

この【身体感覚のダークサイド】がなかなか厄介な存在でして、

先ほど話にも出た真っ暗なトンネルであれば、

≪そもそも真っ暗で何も見えない≫

ということが予め認識できているので、暗さに対しての怖さがあったとしても、
自分を見失うということにはならない。

だが、【身体感覚のダークサイド】となると、ちょっとその図式が変わる。

例えばだが、

仮に連日の仕事の忙しさなどで、腰の痛みを自覚したとしよう。

それはもうかなりの痛みで、夜寝て休んでも痛みは引かないし、日中仕事中もかなり痛い。

だが、忙しさと気持ちの余裕の無さから何かしら自分の身体に対しての対応策を打つこともできずに数日過ごしていたとしよう。

案外これ、皆さまにとってはあるあるな状況かもしれませんが・・・

そんなある日のこと、

ふと気がつくと、あの忌々しい腰の痛みが突然無くなっていたとしよう。

その時、きっとあなたはこう思うでしょう。

『やっとあの腰の痛いのが良くなった』、と。

そして、

この瞬間こそが、自分の身体感覚がダークサイドに堕ちた時なのだ。

要はこれ、

現実的には、脳が痛みを感じる感覚に慣れてしまい感覚がマヒしてしまっただけなのだ。

つまりは状況は何一つ変わっていないどころか、むしろ着々と悪化の一途を辿っているはずなのだが、

本人の認識は、

≪良くなった≫

もしくは、

≪治った≫

という認識になる。

この実際の身体の状態と、本人の認識の差が生じ瞬間こそが、

【身体感覚のダークサイドの入り口】なのだ。

あとはもう、それこそ終わりの無い真っ暗闇のトンネルを進み続けるようなもの。

実際にキャンプ場の暗闇トンネルを歩くと体感できるのだが、
途中から目を開けて歩いても、目を閉じて歩いても、その差がわからなくなるのだ。

まさに【身体感覚のダークサイドというトンネル】も同じ。

自分が今、目を開けているのか閉じているのかさえもわからなくなる。

それこそが暗黒面。

だが、トンネルにも出口があり、その先には微かだが光が見えてくるもの。

それが、【身体感覚のダークサイド】においてのその光にあたる存在が、

【痛み】

という刺激になるのです。

ダークサイドから、自分を救い出してくれるのも【痛み】という刺激になるのです。

これを昔から、

【痛感する】

そう表現するのです。

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